|
ホンダ ゴロウ
HONDA Gorou
本田 五郎 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
|
| 論文種別 | 原著 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 膵切除術における外科的アプローチ別の収支損益分析 |
| 掲載誌名 | 正式名:日本消化器外科学会雑誌 ISSNコード:03869768/13489372 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | (一社)日本消化器外科学会 |
| 巻・号・頁 | 58(5),249-258頁 |
| 著者・共著者 | 里井壯平, 本田五郎, 松本晃太郎, 小妻幸男, 富安真二朗, 今井克憲, 林 洋光, 橋本大輔, 東 賢剛, 副島秀久, 角田圭雄 |
| 担当区分 | 2nd著者 |
| 発行年月 | 2025/05 |
| 概要 | 目的:膵頭十二指腸切除術(pancreaticoduodenectomy;以下,PDと略記)と膵体尾部切除術(distal pancreatectomy;以下,DPと略記)を対象に,開腹・腹腔鏡・ロボット支援下のアプローチ法に分けて,収支損益分析を行った.方法:アプローチ法ごとに原価計算をもとに収支損益差額を比較検討した.手術時間を変数とした損益分岐点を求めた.人件費を外科系学会社会保険委員会連合試案に基づいて算出した場合の損益分岐点を求めた.結果:腹腔鏡PDとロボット支援下PDは,収入が高いものの,ロボット支援下PDでは支出の増加により,収支損益差額は開腹と同等になった.手術時間を変数として求めた損益分岐点は,PDではいずれのアプローチにおいても収益性が得られた.外科系学会社会保険委員会連合試案の人件費を用いて手術時間を変数として求めた損益分岐点は,いずれのアプローチにおいても収益性が得られない結果となった.DPの場合,開腹DPと腹腔鏡DPでは収益性が得られる結果であったが,ロボット支援下DPでは収益性が得られない結果であった.結語:医療経営管理的にPDにおけるロボット支援下手術の導入は許容されるが,ロボット支援下DPについては,現時点では収支損益が負に偏るため,経営戦略を含めた総合的な判断のもとに施行すべきと考えられた.(著者抄録) |
| 文献番号 | 2025284947 |