ヤマグチ シゲキ   YAMAGUCHI Shigeki
  山口 茂樹
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 (特集 ストーマ合併症の治療と対策 脱出・ヘルニア)傍ストーマヘルニアとストーマ脱出の重症度に関連する要因の検討
掲載誌名 正式名:日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
ISSNコード:18820115/24343056
掲載区分国内
出版社 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会
巻・号・頁 41(2),41-49頁
著者・共著者 下村貴司†, 熊坂綾乃, 児玉 操, 花田正子, 小川真平, 山口茂樹, 板橋道朗
発行年月 2025/06
概要 【目的】傍ストーマヘルニアとストーマ脱出の重症度に関連する患者側要因を明らかにする。【方法】2010~2020年にストーマ造設後、ストーマ外来を受診した症例のうち傍ストーマヘルニアやストーマ脱出が発生した患者を対象に、消化管ストーマ重症度分類案のGrade別解析によって、その重症度に関連する患者側要因を後方視的に検討した。【結果】解析対象295例中、12例(4.1%)に傍ストーマヘルニアが、11例(3.7%)にストーマ脱出が発生し、うち3例(1.0%)は両者が合併していた。Grade(1/2/3/4/5)別症例数は、傍ストーマヘルニアが4/7/0/1/0例、ストーマ脱出が0/6/2/3/0例であった。傍ストーマヘルニアでは、高齢者の占める割合と悪性疾患・腹腔内腫瘍が占める割合が、ともに重症度が高くなるにつれて高かった。ストーマ脱出では、全例がループ式結腸ストーマであった以外は、重症度に関連する要因は同定できなかった。【結論】傍ストーマヘルニアの重症化要因として高齢者と悪性疾患・腹腔内腫瘍が示唆された。ストーマ脱出の発生要因がループ式結腸ストーマである可能性があるが、重症化要因は同定できなかった。(著者抄録)
文献番号 2025272212