ナカイ ヨウスケ   NAKAI Yousuke
  中井 陽介
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 (特集 急性膵炎後局所合併症の診療の現状)内視鏡的ネクロセクトミーの適応とタイミング
掲載誌名 正式名:胆と膵
ISSNコード:03889408
掲載区分国内
出版社 医学図書出版(株)
巻・号・頁 46(9),893-896頁
著者・共著者 齋藤友隆, 丹下主一, 濱田 毅, 高原楠昊, 中井陽介, 藤城光弘
発行年月 2025/09
概要 急性膵炎の約10~20%は壊死を伴い,感染や消化管閉塞などで介入が必要となる。従来の外科的治療に代わり,近年は低侵襲な超音波内視鏡下ドレナージと内視鏡的ネクロセクトミー(EN)が注目されている。ENは被包化壊死(WON)に対し,経消化管的に直接壊死物質を除去する有効な方法だが,出血や穿孔など重篤な合併症もあるため適応判断が重要である。適応は感染などの症状の存在,解剖学的条件に基づき決定される。タイミングは発症後4週以降の被包化を待つのが原則だが,重症例では早期介入も検討されている。LAMSの普及で手技の安全性が向上し,早期ENの有効性を示す報告も増えている。適切な症例選択とタイミングを見極めること,多職種連携での全身治療・サポートが予後改善に不可欠である。(著者抄録)
文献番号 Z929430008<Pre 医中誌>