オマタ タク
OMATA Taku
小俣 卓 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 後天性失語を呈しLandau-Kleffner症候群と判明した幼児例 |
掲載誌名 | 正式名:小児耳鼻咽喉科 ISSNコード:09195858/21865957 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本小児耳鼻咽喉科学会 |
巻・号・頁 | 37(1),5-10頁 |
著者・共著者 | 有本 友季子†*, 仲野 敦子, 金子 由佳, 松島 可奈, 小俣 卓, 福井 香織, 飯田 由紀子, 児玉 一男, 渡辺 淑, 猪野 真純, 工藤 典代 |
発行年月 | 2016/04 |
概要 | 正常発達で成長していた4歳女児の発語が徐々に消失し,精査の結果,小児後天性失語の代表的疾患であるLandau-Kleffner症候群(LKS)の診断に至った一例を経験した。睡眠時脳波検査では棘波が多焦点に頻発しておりLKS診断の決め手となった。ステロイドパルス療法は脳波所見の改善に有効であったが,その後ステロイドや抗てんかん薬の服薬困難が続き脳波所見は再び悪化を認めた。コミュニケーションについては視覚的言語の理解は良好で,主に聾学校で指導を受けている。正常発達であった小児の発語が消失した場合,進行性や後天性発症の難聴が疑われ耳鼻咽喉科を受診する例が少なくないが,本疾患のように神経科領域の疾患に起因することもあり,小児科医との連携が正確な診断や治療を進める上で重要と思われた。(著者抄録) |
DOI | 10.11374/shonijibi.37.5 |
文献番号 | 2017055054 |