ワカバヤシ ヒデタカ   WAKABAYASHI Hidetaka
  若林 秀隆
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【リハビリテーションと栄養】リハビリテーションと栄養
掲載誌名 正式名:栄養
ISSNコード:24354503
掲載区分国内
出版社 (株)ジェフコーポレーション
巻・号・頁 39(3),145-151頁
著者・共著者 若林 秀隆
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2025/01
概要 リハビリテーション栄養とは、リハビリテーションと栄養の両面から介入することで、生活機能、QOL、ウェルビーイングをできるだけ高めることである。質の高いリハビリテーション栄養の実践には、リハビリテーション栄養ケアプロセスの活用が有用である。特に食欲低下、体重減少、サルコペニアの原因の診断推論と栄養のゴール設定のステップを丁寧に行うことが、質向上に役立つ。カヘキシアとは、体重減少、炎症状態、食欲不振に関連した慢性疾患に伴う代謝不均衡である。2023年にアジアでのカヘキシアのワーキンググループAWGC(Asian Working Group forCachexia)でカヘキシアの診断基準を作成した。体重減少、炎症状態の原因として、カヘキシア、薬剤の副作用、うつを見落とさないことが重要である。うつに対しては、心理面のリハビリテーション栄養が有用である。薬物療法や心理療法だけでなく、運動療法、栄養療法も含めた包括的治療を、うつにもカヘキシアにも行うことが望ましい。(著者抄録)
文献番号 Z204170004<Pre 医中誌>