| クラタ アツシ
            KURATA Atsushi 倉田 厚 所属 医学部 医学科 職種 教授・基幹分野長 | |
| 論文種別 | 症例報告 | 
| 言語種別 | 日本語 | 
| 査読の有無 | 査読あり | 
| 表題 | 門脈血栓を合併した常染色体優性多発性嚢胞腎の1剖検例 | 
| 掲載誌名 | 正式名:診断病理 ISSNコード:13456431 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社 | (一社)日本病理学会 | 
| 巻・号・頁 | 41(2),138-144頁 | 
| 著者・共著者 | 岡本幸宜, 山本智子, 増井憲太, 鬼塚裕美, 松永卓士, 高山敬子, 大森鉄平, 山本里奈, 佐川孝臣, 倉田 厚 | 
| 発行年月 | 2024/04 | 
| 概要 | 症例は60歳代女性。入院8年7ヵ月前にADPKDを指摘され,3年前から透析を導入,1年半前生体腎移植を施行されている。3週間前に,肝嚢胞増大,肝嚢胞感染疑いで入院した。保存的治療を行っていたが,入院後9kgの体重増加を認め,病状急変1時間後に永眠された。剖検では,大量腹水に加え肝腎の著明な腫大と肝嚢胞感染,新鮮な門脈血栓が認められた。低循環状態下に感染が加わったことで門脈血栓が形成され,死因につながったと考えられる。本症例の病末期の急激な腹水貯留の主な原因は門脈血栓と考えられ,原因不明な腹水貯留症例については門脈の検索を行うことが重要と思われる。ADPKDにおける門脈血栓形成の報告は少なく,その原因などについて考察を加え報告する。(著者抄録) | 
| 文献番号 | 2024176832 |