ハナフサ ノリオ
HANAFUSA Norio
花房 規男 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【標準的でない透析患者の治療条件】不整脈に対するカリウム処方透析 |
掲載誌名 | 正式名:日本血液浄化技術学会会誌 ISSNコード:21855927 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本血液浄化技術学会 |
巻・号・頁 | 32(1),59-61頁 |
著者・共著者 | 安部 貴之, 石森 勇, 土谷 健, 花房 規男, 星野 純一 |
発行年月 | 2024/09/30 |
概要 | 血清カリウム濃度は,透析前では5.0~5.5mEq/L,透析後では3.5~4.0mEq/Lで最も死亡リスクが低いという報告がある。高カリウム血症では徐脈性の不整脈が,低カリウム血症では頻脈性の不整脈が生じやすくなることが要因のひとつと考えられる。透析中の致死性不整脈を防ぎ,安全に透析治療を実施するためには,カリウム値の推移を確認し,不整脈のモニタリングを行う必要がある。高カリウム血症の場合は当然透析治療が必要だが,低カリウム血症の場合にも各施設で対策をすべきである。これに対し当院では,適応外申請を行って透析液のK処方を実施している。あらかじめ低K血症の患者および透析中に不整脈が出現した患者に対し,K処方を適応した後に,不整脈が消失,あるいは低減した症例を経験している。不整脈に対して透析液のK処方は,1つの対策として有用であると考えられる。(著者抄録) |
文献番号 | YA28430011<Pre 医中誌> |