ワカバヤシ ヒデタカ   Wakabayashi Hidetaka
  若林 秀隆
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【フレイル・サルコペニアと認知機能障害】フレイル・サルコペニアに対する運動療法と認知機能維持
掲載誌名 正式名:老年精神医学雑誌
ISSNコード:09156305
掲載区分国内
出版社 (株)ワールドプランニング
巻・号・頁 35(6),589-596頁
著者・共著者 若林 秀隆
担当区分 筆頭著者
発行年月 2024/06
概要 フレイル・サルコペニアと診断した場合,運動療法の前に,フレイル・サルコペニアの原因の診断推論が必要である.フレイル・サルコペニアの原因や栄養状態によって運動療法の内容が変わる.フレイル・サルコペニアの運動療法では,レジスタンストレーニングが筋肉量,筋力,身体機能の改善に,持久性トレーニングが身体機能の改善に有用である.バランストレーニングは,サルコペニアの治療にはならないが,フレイルの予防や治療にはなる.「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」高齢者版では,歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日40分以上(1日約6,000歩以上に相当),筋力・バランス・柔軟性など多要素な運動を週3日以上行うことを推奨している.フレイル高齢者に運動療法を行うと,認知機能を維持,改善できる.サルコペニア高齢者に対してもレジスタンストレーニングを含めた運動療法を行うことで,認知機能の維持や改善を期待できると考える.(著者抄録)
文献番号 Y708120010<Pre 医中誌>