ワカバヤシ ヒデタカ
Wakabayashi Hidetaka
若林 秀隆 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【ホスピタリストのための栄養療法】(Part 2)入院編:栄養療法総論 リハビリテーション強度における栄養投与量 リハビリテーション栄養を意識したゴール設定が重要 |
掲載誌名 | 正式名:Hospitalist ISSNコード:21880409/2433510X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)メディカル・サイエンス・インターナショナル |
巻・号・頁 | 11(3),650-653頁 |
著者・共著者 | 若林 秀隆 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2024/05 |
概要 | <文献概要>・リハビリテーション栄養を実践する際の栄養投与量は診断,ゴール設定,リハビリテーションの内容や運動強度によって変化し得る。ゴール設定によっては強化型栄養療法を行うことも考えられる。・入院そのものによって身体活動レベルが低下している入院患者の栄養投与量を決める際には,身体活動量をできるかぎり高めることも検討したい。・患者へのエネルギー・タンパク質の投与量は,リハビリテーションでの訓練時間や運動強度によって変わる。訓練時間が短く運動強度が低ければ,一般に目標投与量は低くなる。訓練時間が長く運動強度が高ければ,エネルギー消費量の分だけ投与量が増える場合が多い。タンパク質投与量はエネルギー投与量の15~20%として計算する。・リハビリテーション栄養では,中間目標として体重や筋肉量のゴール設定を行うとわかりやすい。設定にあたっては,Specific(具体的),Measurable(測定可能),Achievable(達成可能),Realistic/Relevant(現実的で重要・切実),Timed(時間を明記)の「SMART」を意識する。・体重や筋肉量の増加量のゴールを決める際には,患者の低栄養状態が改善すべきもので,かつ改善可能であることが前提となる。生活機能やQOL改善を最大化できる目標を,多職種で仮説をたてながら設定する。意図的な体重増減を目的とした「攻めの栄養療法」を行う。 |
文献番号 | Y522210012<Pre 医中誌> |