ナカバヤシ アキラ
  中林 章
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 妊娠初期に急性膵炎を発症し原発性高カイロミクロン血症症候群と診断され膵炎再発なく生児を得た1例
掲載誌名 正式名:東京産科婦人科学会会誌
ISSNコード:21860599
掲載区分国内
出版社 (一社)東京産科婦人科学会
巻・号・頁 73(2),312-318頁
著者・共著者 松田 望帆, 水主川 純, 矢野 眞木, 山口 暁子, 柏崎 咲絵, 千ヶ崎 一代, 山岡 結香, 鈴木 正人, 鈴木 崇, 渡辺 智之, 中林 章, 田畑 務
発行年月 2024/04
概要 妊娠9週に急性膵炎を発症した症例を経験した.患者は40歳の経産婦で初診後に座位困難な上腹部痛を自覚し緊急入院となった.血液検査と経腹超音波検査で高トリグリセリド(triglyceride:TG)血症による急性膵炎と診断した.絶食,輸液,抗菌薬,蛋白分解酵素阻害薬の使用により全身状態は改善を認め,第24病日目に退院となった.その後再発なく妊娠40週0日に経腟分娩に至った.妊娠中の急性腹症は産科的疾患のみならず急性膵炎の可能性も鑑別疾患に含めること,高脂血症合併妊婦は急性膵炎の発症に留意すること,膵炎発症時は重症度判定を早急に行い迅速な対応が必要であることを提言したい.(著者抄録)
文献番号 Y509290029<Pre 医中誌>