オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 精神分裂病に対する塩酸Sultoprideの長期投与試験 有効性と安全性の検討 |
掲載誌名 | 正式名:薬理と治療 ISSNコード:03863603 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | ライフサイエンス出版(株) |
巻・号・頁 | 20(8),3385-3394頁 |
著者・共著者 | 坂西 信彦, 大坪 天平, 太田 有光 |
発行年月 | 1992/08 |
概要 | 入院中の精神分裂病患者30例に対して塩酸sultopride (Barnetil(R))を平均約52週投与した.男女同数で平均年齢44.5歳,平均罹病期間21.3年,病型は緊張型が14例と多かった.開始時状態像は幻覚・妄想状態が,経過類型は慢性または周期性経過が多かった.初回,最高,最終投与量はおのおの1日平均530, 840, 813.3 mgであった.最終全般改善度は中等度以上で47%(14/30),有用度は有用以上が43%(13/30),安全度は副作用ありが16%(5/30)で,副作用は錐体外路症状が多かった.罹病期間3年未満または初期投与量1日600 mg以上の者に中等度改善以上が有意に多かった.BPRS総点は1~48週において有意の減少がみられた.興奮性,思考障害,不安は第1週より,接触性は第4週より改善がみられたが,陰性症状や抑うつには改善は乏しかった.sulpirideとの作用の違いは血液・脳関門の通過しやすさや,薬物集積部位の相違によると思われた |
文献番号 | 1993118696 |