オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 塩酸セルトラリン(CP-51,974-1)第I相試験 単回投与試験 |
掲載誌名 | 正式名:神経精神薬理 ISSNコード:03887588 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)星和書店 |
巻・号・頁 | 19(6),395-423頁 |
著者・共著者 | 上島 国利, 大坪 天平, 太田 有光 |
発行年月 | 1997/06 |
概要 | 健康成人男子9名に対する塩酸セルトラリンの第I相試験単回投与(50,100,200mg)における安全性及び薬物体内動態の検討を,塩酸イミプラミンを対照薬とした単盲検法により実施した. 1)塩酸セルトラリン投与後,約6~9時間で最高血漿中濃度に達し,T1/2は約23~24時間と長く,1日1回投与で血漿中セルトラリン濃度を維持することが示唆された.又,Cmax及びAUCは用量依存的に増加した. 2)塩酸セルトラリンの主な副作用は,嘔気,食欲低下,下痢気味などの消化器症状であり,神経学的所見としてつぎ足歩行時のふらつき,手指の振戦及び発汗が認められた.臨床検査,理学検査,内分泌学的検査では特記すべき異常変動は認められず,心理作業検査においても作業能率の低下等は認められなかった.以上の結果より,塩酸セルトラリンの単回投与は安全性に問題ないと判断された |
文献番号 | 1997232537 |