オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腎癌患者に対するインターフェロン療法中に生じる精神症状について C型肝炎患者との比較 |
掲載誌名 | 正式名:日本泌尿器科学会雑誌 ISSNコード:00215287/18847110 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本泌尿器科学会 |
巻・号・頁 | 91(9),611-617頁 |
著者・共著者 | 坂本 英雄, 井上 克己, 島田 誠, 吉田 英機, 大坪 天平, 宮岡 等, 上島 国利, 石井 誠, 三田村 圭二 |
発行年月 | 2000/09 |
概要 | 腎摘除術後の36例,手術適応外の4例にIFNを2週連日投与後,週1回で継続し,精神科医の面接で評価した.C型肝炎85例で同一の方法で行われた検討結果と比較した.17例が抑鬱状態と診断され,8例はIFN開始前から既に抑鬱状態で,うち5例は開始2週後に抑鬱状態の悪化を認めた.9例はIFN開始後に診断され,7例は4週以内に認められた.抑鬱状態全例がIFNの中止,減量又は向精神薬の投与を要した.抑鬱状態の出現した患者は出現しなかった患者に比べ神経症的性格傾向を認めたが(p<0.0001),年齢,性別や癌の進行度に差はなかった.腎癌患者における抑鬱状態の出現頻度はC型肝炎患者と差がみられず,腎癌患者では肝炎に比べて早期に出現し,抑鬱状態を呈した患者のうち精神科的処置を要した症例はC型肝炎より多かった |
文献番号 | 2001059670 |