オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | パニック障害の6年転帰調査 retrospective study |
掲載誌名 | 正式名:昭和医学会雑誌 ISSNコード:00374342 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 昭和大学・昭和学士会 |
巻・号・頁 | 61(3),340-350頁 |
著者・共著者 | 渡邉 壮一郎, 大坪 天平, 田中 克俊, 中込 和幸, 上島 国利, 鳥居 成夫, 吉邨 善孝, 宮岡 等 |
発行年月 | 2001/06 |
概要 | パニック障害(PD)の6年後の転帰に関して調査し,転帰不良に関連する因子を検討した.DSM-III-RのPD 166例の内,1年後の転帰調査に回答を得た100例を調査対象とし,計57例より回答を得た.36例が調査前3ヵ月間に症状限定発作を含むパニック発作を1回以上認め,38例が広場恐怖症性回避を認め,42例が予期不安を認めた.調査前3ヵ月に1回以上のパニック発作を認めるか,中等度以上の広場恐怖症性回避か予期不安を認める事を転帰不良の指標とすると,57例中25例が転帰不良と判定された.この転帰不良・良好を目的変数とし,性別,初診時の婚姻状況,初診までの罹病期間,初診時のPD関連症状の重症度,性格傾向を説明変数としてlogistic回帰分析を行ったところ,「初診時に未婚である事」,「初診時の息切れ感または息苦しさが強い事」,「初診時の動悸,心悸亢進または心拍数の増加が弱い事」が転帰不良と関連があった |
文献番号 | 2002076871 |