オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 無けいれん電気療法が症状のコントロールに有効であった鑑別不能型身体表現性障害の1例 |
掲載誌名 | 正式名:精神医学 ISSNコード:04881281/1882126X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 44(4),435-438頁 |
著者・共著者 | 尾鷲 登志美, 大坪 天平, 水野 晶子, 秋庭 秀紀, 林 正年, 石井 由紀, 磯野 浩, 中込 和幸, 上島 国利 |
発行年月 | 2002/04 |
概要 | 68歳女.10数年間さまざまな身体症状を訴え,多くの医療機関で治療を受けたが,症状の改善に乏しかった.各科で身体疾患は否定されており,無けいれん電気療法(ECT)を施行した.ECT第4回施行後より身体的愁訴が著明に減少し,表情も穏やかになった.ECT10回施行後,一過性に逆行性健忘を認め,健忘が改善するに伴い軽度の頭痛,手足の痺れなどが再出現したが,ECT施行前に比べて執拗さはなく,約50日で退院となった.退院約1年後に維持療法としてECTを全5回施行したが,その後も症状の増悪は認められていない.身体表現性障害患者の症状コントロールが困難な場合には,うつ病の併存の有無に関わらず,ECTを試みる価値はあると考えられた |
文献番号 | 2002177572 |