オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Mianserinにparoxetineを追加した後,急速に躁転したうつ病の1例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:13433474 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)星和書店 |
巻・号・頁 | 6(7),913-917頁 |
著者・共著者 | 伊川 太郎, 大坪 天平, 真田 健史, 山本 英樹, 松丸 憲太郎, 村松 大, 上島 国利 |
発行年月 | 2003/07 |
概要 | 52歳女.抑うつ気分,意欲低下,不眠,食欲低下と共に,不安,焦燥,罪業念慮強く,うつ病の診断でamitriptylineを開始した.抑うつ状態は改善し,職場に復帰した.その後,服薬,通院は不規則で,時に軽うつ状態を呈していたが,仕事は問題なくこなしていた.自転車で転倒事故を起こし,肋骨を骨折した.抑うつ気分,易疲労感,自責感が強まったため,再受診した.抑うつ状態の再燃と診断され,nortriptylineを開始した.抑うつ状態の改善が不十分で,頻脈,動悸の悪化が認められたため,mianserinに変更した.実母の下咽頭癌の肺転移が判明した頃より,抑うつ気分,早朝覚醒,焦燥感強まり,paroxetineを追加投与した.多弁,多動,高揚気分,気分易変性がみられたため,(軽)躁転と判断し,抗うつ薬を中止し,lithiumを開始した.1週間程度で軽牒状態は改善した |
文献番号 | 2003308106 |