オオツボ テンペイ   Ootsubo Tenpei
  大坪 天平
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 【身体疾患と精神疾患の関連における留意点】家庭医療を特色とした診療所における精神疾患 主訴と有病率についての研究
掲載誌名 正式名:総合病院精神医学
ISSNコード:09155872
掲載区分国内
出版社 (一社)日本総合病院精神医学会
巻・号・頁 16(1),18-23頁
著者・共著者 山田 健志, 西村 真紀, 大野 毎子, 藤沼 康樹, 井上 真智子, 一瀬 邦弘, 前野 哲博, 大坪 天平, 佐藤 武
発行年月 2004/01
概要 家庭医療を中心とした診療所を1年間に受診した新患の主訴と精神疾患の有病率を,MINI構造化面接を用いて明らかにした.対象は2001年10月から1年間に受診した18歳以上の新患162名(男54,女108,平均年齢37.9歳±14.1歳)で,主訴,初診時診断,構造化面接による精神疾患を調査した.その結果,主訴は咳27,咽頭痛23,頭痛19,発熱17など身体症状が多く,不安3,抑うつ1など精神症状が少ない.初診時診断は呼吸器疾患54.3%,消化器疾患14.8%,精神疾患13.6%の順であった.有病率は大うつ病3.7%,アルコール症3.7%,不安障害4.9%であった.以上の結果から,精神疾患は呼吸器,消化器疾患に次いで多いが,精神症状より身体症状を主訴に受診するため,診断には精神医学的問診が不可欠であると思われた
文献番号 2004183838