オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 近赤外線スペクトロスコピーを用いたうつ病の治療反応性の予測 |
掲載誌名 | 正式名:精神薬療研究年報 ISSNコード:13461702 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (公財)先進医薬研究振興財団 |
巻・号・頁 | (37),248-255頁 |
著者・共著者 | 三村 將, 中込 和幸, 大坪 天平, 村松 大, 尾鷲 登志美, 篠田 淳子, 山縣 文, 矢野 円郁, 河村 満 |
発行年月 | 2005/03 |
概要 | 薬物療法開始前に撮像した近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)によるうつ病患者の酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb)活動パターンが,個々の患者の治療反応性を予測する指標となるか否かを検討した.また,薬物療法を行う前と後の2時点におけるNIRSの結果を比較し,治療とともにoxy-Hb値の活動パターンに変化がみられるか検討した.治療前のうつ病患者は,語流暢性課題の軽度の成績低下とともに,oxy-Hb値増大の顕著な低下が両側性にみられた.右前頭葉外側部のoxy-Hb値増大は薬物療法に伴う臨床症状の改善と関連し,ある種のstatemarkerと考えられた.さらに,右前頭葉外側部のoxy-Hb値増大がもともと高い症例ほどうつ症状が改善する可能性が考えられた.NIRSは簡便な技法で,うつ病の治療反応性の予測や評価に有用であることが示唆された |
文献番号 | 2005204633 |