オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【双極性うつ病 双極性障害の新たな治療ターゲット】双極性障害に対する非定型抗精神病薬の有用性 |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:13433474 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)星和書店 |
巻・号・頁 | 8(3),297-306頁 |
著者・共著者 | 尾鷲 登志美, 大坪 天平 |
発行年月 | 2005/03 |
概要 | 抗精神病薬はかつてより双極性障害治療に使用され,気分安定薬との併用療法による抗躁効果発現の促進が知られている.無作為化二重盲検比較試験でその臨床的有用性が確認されている非定型抗精神病薬は,olanzapine,risperidone,quetiapineである.AripiprazoleおよびziprasidoneもFDAに双極性障害治療薬として2004年に認可されたが,そのエビデンスはまだわずかである.双極性障害に対して非定型抗精神病薬と従来型抗精神病薬とを検証したエビデンスは乏しく,副作用の内容が異なるという以外に非定型抗精神病薬の有用性を確定するものはまだ少ない.非定型抗精神病薬が抗うつ作用を有する可能性があるが,まだ確定には至っておらず,気分安定化作用については,今後の検証が必要である.非定型抗精神病薬が神経保護作用を有することが動物実験レベルで報告されており,臨床効果との関係が注目されている(著者抄録) |
文献番号 | 2005086689 |