オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 新規抗うつ薬(SSRI,SNRI)の有効性・安全性比較研究 |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:13433474 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)星和書店 |
巻・号・頁 | 9(9),1793-1802頁 |
著者・共著者 | 青山 洋, 大坪 天平, 幸田 るみ子, 太田 晴久, 富岡 大, 鄭 英徹, 林 正年, 高塩 理, 尾鷲 登志美, 三村 將, 上島 国利 |
発行年月 | 2006/09 |
概要 | 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるfluvoxamine(FL)と,セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)であるmilnacipran(MI)の外来うつ病患者に対する有用性および安全性を比較した.最終的に,FL群48例,MI群47例(男性61例,女性34例,平均年齢42.7±13.5歳)を評価対象とした.ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)得点が8週以内に半分以下となった反応率は,full analysis set(FAS)解析でFL群が58.3%(28/48),MI群が55.3%(26/47)と差はなかった.また,HAM-Dが7点以下となった寛解率は,FL群が35.4%(17/48),MI群が44.7%(21/47)でやはり差はなかった.試験の中断率もFL群が47.9%(23/48),MI群が38.3%(18/47)で差はなかった.有害事象は,立ちくらみがFL群18.8%,MI群43.5%とMI群に多かった(p=0.01).集中困難がFL群(FL群40.4%,MI群21.7%)に,口渇がMI群(FL群29.2%,MI群48.9%)に高い傾向であったが有意な差はなかった.中等症の外来うつ病患者を対象とした場合,FLとMIは有効性,安全性においてほぼ同等と考えられた(著者抄録) |
文献番号 | 2007009010 |