オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【最強のエビデンスをめざして 今後の臨床試験への提言】Treatment for Adolescents With Depression Study(TADS) 現在までの報告を中心に |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:13433474 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)星和書店 |
巻・号・頁 | 11(7),1293-1302頁 |
著者・共著者 | 谷 将之, 大坪 天平 |
発行年月 | 2008/07 |
概要 | Treatment for Adolescents With Depression Study(TADS)は近年注目されている思春期の大うつ病性障害に焦点を当て、米国精神保健研究所から資金を受けて行われた大規模無作為臨床試験である。439例の思春期の大うつ病性障害患者に、fluoxetine単剤療法、認知行動療法、fluoxetineと認知行動療法の併用療法、薬剤プラセボを無作為に割り付け、短期間(12週)および長期間(36週)での効果や有害事象について広汎かつ詳細な検討を行っている。その結果、fluoxetineと認知行動療法の併用は認知行動療法の単独治療や、プラセボよりも有意に思春期の大うつ病性障害を改善させ、また、fluoxetine単独治療よりも希死念慮や危険行動の出現を抑制し、短期間あるいは長期間にわたり優れた治療法であることがわかった。本稿ではTADSの設計と、その結果について現在までに発表されている報告を中心に概説する。(著者抄録) |
文献番号 | 2008256489 |