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            オオツボ テンペイ
            OOTSUBO Tenpei
           大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 特任教授  | 
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| 論文種別 | 原著 | 
| 言語種別 | 日本語 | 
| 査読の有無 | 査読あり | 
| 表題 | 脳卒中後うつ病患者の抗うつ薬治療前後の認知機能の変化について | 
| 掲載誌名 | 正式名:聖マリアンナ医学研究誌 ISSNコード:13461478  | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社 | (一財)聖マリアンナ会聖マリアンナ医療・薬学・健康研究所 | 
| 巻・号・頁 | 9,3-6頁 | 
| 著者・共著者 | 幸田 るみ子, 三村 將, 大坪 天平, 田中 克俊, 松井 道彦 | 
| 発行年月 | 2009/08 | 
| 概要 | 脳卒中後うつ病(PSD)患者14名の認知機能を、神経心理学的検査を用いて前方視的に評価し、脳血管障害患者のうつ病と認知機能の関連を検討した。さらに抗うつ薬による治療を行い、治療前後の認知機能の変化を評価した。これは遂行機能に焦点を当てたテストバッテリーである。PSD患者は全体的に検査得点が低く、有意な認知機能障害の存在が示唆された。さらに、抗うつ薬治療と有意に関連して、神経心理学的検査でも注意の分配能力や抑制機能をみるストループ検査と、柔軟性や流暢性、注意集中を見る語流暢性検査では改善が認められた。したがって、PSDが存在する場合は、抑うつ症状の改善に伴って認知機能障害の一部が改善されることが示唆された。PSDの場合は、早期から適切な抗うつ薬治療を行うことが、うつ病の改善のみならず、認知機能の一部改善にも必要であることが示唆された。 | 
| 文献番号 | 2010041870 |