オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【向精神薬 最新の動向】うつ病・双極性障害 双極性障害の薬物療法 |
掲載誌名 | 正式名:医学のあゆみ ISSNコード:00392359 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医歯薬出版(株) |
巻・号・頁 | 236(10),929-934頁 |
著者・共著者 | 大坪 天平 |
発行年月 | 2011/03 |
概要 | 双極性障害の薬物療法の中心は炭酸リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピンなどの気分安定薬である。近年はそれに加え、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾールなどの非定型抗精神病薬が有効であるとされている。しかし、双極性障害には、躁病エピソード、うつ病エピソード、混合状態、急速交代型などの状態像の違いと、急性期、維持期という治療期の違いがあり、単純ではない。そのような理由もあり、日常診療においては単剤療法より2剤以上の併用療法が多くなる傾向にあることも問題である。とくに、双極性障害のなかでもっとも長期間患者を苦しめるのはうつ病エピソードであるが、双極性うつ病の薬物療法はまだ確立していない。近年、双極性うつ病にはラモトリジンや一部の非定型抗精神病薬の有効性が認められているが、まだ満足できるものではなく、さらに、双極性うつ病に対する抗うつ薬使用の是非に関してもコンセンサスが得られていない状況である。双極性障害の薬物療法は現在発展途上にあり、今後のさらなる研究とエビデンスの蓄積が待たれる。(著者抄録) |
文献番号 | 2011144644 |