オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | うつ病患者に併存する疼痛についての実態調査 診療報酬請求データベースを用いたレトロスペクティブ研究 |
掲載誌名 | 正式名:診断と治療 ISSNコード:0370999X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)診断と治療社 |
巻・号・頁 | 100(12),2107-2114頁 |
著者・共著者 | 大坪 天平, 中原 直博, Cai Zhihong, Peng Xiaomei, 杉原 知子, Faries Douglas E., Flynn Jennifer A., 並木 千尋 |
発行年月 | 2012/12 |
概要 | 診療報酬請求データベースに集積された2003年~2010年のデータを用い、20歳以上のうつ病患者に併存する疼痛の実態についてレトロスペクティブに解析した。その結果、20歳以上のうつ病患者は2553例、非うつ病患者は244357例であった。うつ病患者は非うつ病患者に比べ、女性の割合、年齢、疼痛関連の診断を有する患者の割合、鎮痛薬を処方された患者の割合、処方した鎮痛薬の処方件数、鎮痛薬の投与期間が有意に多かった。うつ病患者のうち疼痛併存例は1060例(41.5%)で、非併存群1493例に比べて入院回数、入院期間、外来受診回数が有意に多かった。日本のうつ病患者の疼痛の併存率は欧州やアジアと一致して高く、疼痛を併存するうつ病患者は入院および外来の医療資源利用率が高いことが示唆された。総費用負担を軽減させるためには、うつ病患者の治療計画に疼痛の治療を考慮に入れる必要があると考えられた。 |
文献番号 | 2013146758 |