オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【Lithium再考:多様なムードスタビライザーの時代にlithiumを再考する】ムードスタビライザーとしてのlithiumの位置づけを巡る議論 |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:13433474 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)星和書店 |
巻・号・頁 | 15(9),1467-1475頁 |
著者・共著者 | 吉村 直記, 大坪 天平 |
発行年月 | 2012/09 |
概要 | 近年、それまで躁状態に対する付加療法の1つであった抗精神病薬が、多くの臨床試験の結果から、それ自体が気分安定化作用を持つ薬剤として認知され、本邦でもolanzapine、aripiprazoleが双極性障害の諸症状に対する適応を新たに得ている。一方、双極性障害の治療におけるgold standardと考えられていたlithiumは、精神疾患に対する薬物療法の黎明期に発見されたが故に、その有用性を実証した試験の方法が、現在の厳しく管理された臨床試験の方法と比較すると十分ではない。そのため、lithiumの本来の実力が問われる中、新たにlithiumを対象とした臨床試験が行われ、その有用性や限界が明らかになりつつある。それら新たな知見から、うつ病相においては、lithiumの有用性を上回る薬剤が現れてきたが、躁病相や維持療法においては、現在もなお、第一選択薬に位置する薬剤であると考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2012334813 |