オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【双極性障害の精緻な薬物療法を求めて】双極性障害の薬物療法における多剤併用の問題 |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:13433474 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)星和書店 |
巻・号・頁 | 16(10),1457-1462頁 |
著者・共著者 | 菅原 裕子, 大坪 天平 |
発行年月 | 2013/10 |
概要 | 双極性障害の薬物療法において理想的な治療薬とは、抗躁効果、抗うつ効果、再発予防効果の全てを兼ね備えた気分安定薬である。本邦では、lithiumを始め、抗てんかん薬であるバルプロ酸、carbamazepine、lamotrigineが気分安定薬として用いられているが、双極性障害の薬物療法において第二世代抗精神病薬の有効性が認められ、気分安定薬単剤で十分な効果が得られない場合、気分安定薬と第二世代抗精神病薬との併用療法が行われている。また、双極性うつ病の難治例や大うつ病性障害の治療中に双極性障害へ診断変更された症例において、気分安定薬と抗うつ薬が併用される場合がある。このような背景から、双極性障害の薬物療法は多剤併用となりやすく、副作用の発現や薬物相互作用などの問題が生じる。今後は、不適切な多剤併用を避けるため、双極性障害の薬物療法における反応性や効果に関連する生物学的指標の開発が重要であるとともに、新たな薬物療法を確立していく必要がある。(著者抄録) |
文献番号 | 2013377501 |