オオツボ テンペイ   Ootsubo Tenpei
  大坪 天平
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【転帰の指標-治療の有用性をどう評価するか-】併存疾患のある症例における転帰の評価
掲載誌名 正式名:精神科治療学
ISSNコード:09121862
掲載区分国内
出版社 (株)星和書店
巻・号・頁 28(4),429-434頁
著者・共著者 熊田 貴之, 大坪 天平
発行年月 2013/04
概要 精神医学をevidence based medicineにするための一歩として、評価者間一致度を高めるために開発された操作的診断基準、中でもDSMによって、複数の精神疾患を同時に診断する併存の概念が拡がった。臨床上、不安障害やアルコール依存症とうつ病の併存は、頻繁に経験する。一方で、精神疾患の転帰評価を主診断の重症度評価尺度のみに頼ると、評価尺度上は改善していても、社会機能やQOLの改善に至っていない場合も多い。特に、残遺症状や併存疾患があると、主診断が転帰不良になることは明確となっている。臨床家は、併存疾患の見落としをしないことはもちろん、併存疾患の有無にかかわらず、患者の社会機能やQOLに関して総合的で適切な評価をし、より良い転帰が得られるよう注意を払う必要がある。(著者抄録)
文献番号 2013255243