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            オオツボ テンペイ
            OOTSUBO Tenpei
           大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 特任教授  | 
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| 論文種別 | 総説 | 
| 言語種別 | 日本語 | 
| 査読の有無 | 査読なし | 
| 招待の有無 | 招待あり | 
| 表題 | 【増強療法の原理と有用性を再考する】うつ病治療における抗精神病薬の併用 | 
| 掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:13433474  | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社 | (株)星和書店 | 
| 巻・号・頁 | 16(1),49-57頁 | 
| 著者・共著者 | 山田 浩樹, 大坪 天平 | 
| 発行年月 | 2013/01 | 
| 概要 | うつ病の治療において薬物療法がその主役を担うようになり半世紀以上が経過しているが、既存の抗うつ薬による薬物療法には様々な限界が存在することが知られている。既存の抗うつ薬の多くはモノアミン仮説に基づいて作られた経緯があり、新規の抗うつ薬が登場して以降も薬理作用の観点からは大きな進展はみられていない。現在うつ病の病態について様々な仮説が提唱されており、モノアミン仮説に基づいてうつ病の薬物療法を論じるには限界が生じていると考えられる。抗うつ薬による治療反応が十分に得られない症例に対して様々な増強療法が行われてきたが、近年は非定型抗精神病薬による増強療法が一定の評価を得るに至っており、非定型抗精神病薬が持つ様々な受容体親和性がうつ病の改善に寄与している可能性が示唆されている。本稿では抗うつ薬による治療の限界について論じた上で、非定型抗精神病薬の薬理作用から推測される抗うつ作用について考察する。(著者抄録) | 
| 文献番号 | 2013089004 |