オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 緩和ケア病棟入院中がん患者家族の予期悲嘆と抑うつおよび愛着の関連 |
掲載誌名 | 正式名:精神科 ISSNコード:13474790 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (有)科学評論社 |
巻・号・頁 | 29(6),524-530頁 |
著者・共著者 | 幸田 るみ子, 大坪 天平, 金石 圭祐, 豊田 紀夫, 高山 裕子, 井上 明美 |
発行年月 | 2016/12 |
概要 | A総合病院緩和ケア病棟入院中の患者家族を対象に、簡便な予期悲嘆尺度の作成を試み、予期悲嘆と内的作業モデルのタイプ(安定型、回避型、アンビヴァレント型)と抑うつの関連性について検討した。成人の愛着スタイルを測定する内的作業モデル尺度、抑うつについてWhoolyの質問票、Zung Self-Rating Depression Scale(SDS)を使用した。質問紙は102名に配布し、80名(男性31名、女性49名、平均年齢59.9歳)から有効回答を得た。予期悲嘆尺度10項目について主因子法、プロマックス回転による因子分析を行い、「喪失の苦痛」「孤立感」の2因子を抽出した。予期悲嘆尺度合計点、各下位尺度の合計とも、SDSと有意な相関が認められ、一定の基準関連妥当性が認められたと考えられた。また、愛着の関係性がアンビヴァレントまたは回避的であることと予期悲嘆の強さが関連していた。予期悲嘆の強さ、愛着の安定性の低さが、家族の抑うつを予測する要因の一つであることが示唆された。 |
文献番号 | 2017084623 |