ワカバヤシ ヒデタカ
Wakabayashi Hidetaka
若林 秀隆 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【整形外科疾患における性差】サルコペニアにおける性差 |
掲載誌名 | 正式名:整形・災害外科 ISSNコード:03874095 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 金原出版(株) |
巻・号・頁 | 66(13),1573-1579頁 |
著者・共著者 | 若林 秀隆 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2023/12 |
概要 | <文献概要>サルコペニア診断のうち,筋肉量と握力のカットオフ値が男女で異なる以上,サルコペニアに多少の性差を認めることは当然である。サルコペニアの診断基準に含まれる筋肉量,筋力,身体機能の性別・年代別の平均値は,いずれも女性よりも男性の方が高い。地域在住高齢者ではサルコペニアの有病割合に性差は少なそうである。一方,入院患者や疾患患者では,サルコペニアの有病割合に性差を認めるが,一概に男性が多いもしくは女性が多いとはいえない。サルコペニアの特徴に関するエビデンスをまとめると,サルコペニアに性差を認めるといえる。しかし,性差に関して一貫した特徴は認めず,対象者や診断基準によるばらつきが大きい。そのため,サルコペニアの性差について,明確な特徴を断言することは難しい。今後,国際的に統一された診断基準を用いて,サルコペニアの性差に関する研究が行われることが望ましいと考える。 |
文献番号 | XC13020016<Pre 医中誌> |