オオツボ テンペイ
Ootsubo Tenpei
大坪 天平 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【治療抵抗性うつ病への挑戦】治療抵抗性うつ病に併存する不安症 |
掲載誌名 | 正式名:精神科治療学 ISSNコード:09121862 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)星和書店 |
巻・号・頁 | 37(8),837-842頁 |
著者・共著者 | 大坪 天平 |
発行年月 | 2022/08 |
概要 | うつ病に他の精神疾患が併存することはよくみられる。その併存症の組み合わせのパターンは無限大であり、すべてに触れることは不可能である。ここでは、うつ病に併存する精神疾患として、頻度の高い不安症(パニック症、社交不安症、全般不安症など)を中心に述べる。また、厳密には併存症ではないが、DSM-5の特定用語「不安性の苦痛を伴う」も取り上げた。うつ病に他の不安症が併存したり、不安症状があると、うつ病は治療抵抗性を示しやすくなることが明らかになっている。つまり、うつ病の経過・転帰が悪化し、重症となり、自殺企図率が上がり、薬物反応率が低下し、多剤併用となりやすくなる。総じて、うつ病患者の個別性に注目し、併存症の有無や程度を正確に把握することは、うつ病治療の反応性や経過・転帰の予測、ひいては患者の社会機能やQOLの維持のために重要と考えられる。(著者抄録) |
文献番号 | 2022266587 |