ナカバヤシ アキラ
NAKABAYASHI Akira
中林 章 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 胎児超音波検査にて肝嚢胞と診断し,出生後に審査腹腔鏡手術により診断確定した症例 |
掲載誌名 | 正式名:東京産科婦人科学会会誌 ISSNコード:21860599 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 72(4),747-751頁 |
著者・共著者 | 渡辺 智之, 池端 英理子, 鴨志田 創, 國司 真央, 高瀬 瑠璃子, 井上 桃, 山岡 結香, 鈴木 崇, 中林 章, 水主川 純, 田畑 務 |
発行年月 | 2023/10 |
概要 | 胎児診断技術の向上により胎児腹部嚢胞性病変が発見される機会が増えている.鑑別診断は多岐にわたり胎児診断が重要である.胎児期に腹腔内嚢胞を認め肝嚢胞と診断し,出生後の審査腹腔鏡手術で診断を確定した症例を経験したので報告する.症例は32歳,2妊1産.妊娠35週時に超音波検査で胎児腹腔内に径18mm大の嚢胞が指摘された.超音波検査およびMRI検査にて肝嚢胞と診断した.妊娠39週,経腟分娩で3,292gの男児が出生した.出生後に経腹超音波検査,Magnetic Resonance cholangiopancreatographyを行ったが確定診断ができず審査腹腔鏡手術を行った.肝表面に嚢胞を認め胆管と連続性はなく肝嚢胞と診断した.肝嚢胞は出生後速やかな対応を要することは少ないが,他の疾患の可能性も考え出生前の診断が重要である.生後の審査腹腔鏡手術も診断に有用であり,関連診療科との連携が重要である.(著者抄録) |
文献番号 | 2024067199 |