ナカバヤシ アキラ
Nakabayashi Akira
中林 章 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ロボット支援下子宮全摘出術後に正常卵巣茎捻転をきたした1例 |
掲載誌名 | 正式名:東京産科婦人科学会会誌 ISSNコード:21860599 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 72(3),607-611頁 |
著者・共著者 | 加藤 匠, 菅野 俊幸, 西田 理恵, 村田 周子, 堀部 悠, 橋本 友美, 本橋 卓, 秋澤 叔香, 中林 章, 舟本 寛, 熊切 順, 田畑 務 |
発行年月 | 2023/07 |
概要 | 茎捻転は卵巣嚢腫でよく経験するが,正常卵巣では稀である.近年卵巣を温存した子宮全摘出後の報告が散見され,特に腹腔鏡下手術でそのリスクが上がる.今回ロボット支援下子宮全摘出後に正常卵巣茎捻転をきたした1例を経験したので報告する.症例は45歳,0妊0産.既往・合併症なし.半年前に子宮筋腫に対してロボット支援下単純子宮全摘出+両側卵管摘出術を施行し,術後経過良好だったが,突然の右下腹部痛を認め,卵巣茎捻転に伴う卵巣広汎性浮腫を疑われ,当科搬送となり,腹腔鏡下手術を施行した.術中,右卵巣が720度捻転,7cm大に腫大しており,右卵巣を摘出し,左卵巣を後腹膜に縫合固定した.鏡視下手術では卵巣提索が過度に遊離されたり,術後癒着が少ないという点が正常卵巣茎捻転のリスクとなっている可能性が指摘されている.手術の際には剥離範囲を最小限に留めたり,温存卵巣を後腹膜に固定したりするなどの工夫をする必要があると思われた.(著者抄録) |
文献番号 | 2023270032 |