ナカバヤシ アキラ
Nakabayashi Akira
中林 章 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 再発腹膜癌に対する化学療法中にHLA抗体による血小板輸血不応状態を呈した1例 |
掲載誌名 | 正式名:東京産科婦人科学会会誌 ISSNコード:21860599 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 72(2),265-269頁 |
著者・共著者 | 山口 暁子, 本橋 卓, 下地 香乃子, 村田 周子, 堀部 悠, 橋本 友美, 菅野 俊幸, 秋澤 叔香, 中林 章, 熊切 順, 舟本 寛, 田畑 務 |
発行年月 | 2023/04 |
概要 | 今回再発腹膜癌に対する化学療法中にHLA抗体による血小板輸血不応(Platelet Transfusion Refractoriness:PTR)を呈した症例を経験したので報告する.症例は66歳,妊娠・輸血歴なし.腹膜癌IIIC期の再発治療としてドキシル・カルボプラチン療法(PLD-C療法)を施行した.1コース終了後,著明な血小板減少を認めたため血小板輸血20Uを施行したが,輸血投与中に悪寒・発熱を認めたため,残100mlを投与中止とした.その後の採血にてPTRを呈したため精査したところHLA抗体が検出され,HLA適合血小板製剤の使用で血小板数は回復した.化学療法による血小板減少に対して輸血治療を行う際もPTRの起こりうる可能性を常に考慮しなければならない.(著者抄録) |
文献番号 | 2023206258 |