ムラスギ シユン
Murasugi Shiyun
村杉 瞬 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | クローン病のカプセル内視鏡によるスコアリングの実際 |
掲載誌名 | 正式名:Gastroenterological Endoscopy ISSNコード:03871207/18845738 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本消化器内視鏡学会 |
巻・号・頁 | 65(10),2202-2216頁 |
著者・共著者 | 大森鉄平†, 高鹿美姫, 村杉 瞬 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2023/10 |
概要 | クローン病(Crohn's disease:CD)は主に小腸と大腸に炎症を繰り返し腸管ダメージが蓄積する慢性進行性破壊性の炎症性疾患である.小腸病変は臨床症状やバイオマーカーに反映しにくいことが経験されるため小腸カプセル内視鏡(Small Bowel Capsule Endoscopy:SBCE)などによる粘膜炎症の評価と定量化は重要である.CDに対するSBCEスコアとして一般的に用いられているものとしてはLewis ScoreとCapsule Endoscopy Crohn's Disease Activity Indexがある.スコアはさまざまなエビデンスがあるが,スコアのみで判断すると炎症と狭窄のような器質的変化が混在するCDの病態を見誤る可能性があるため注意が必要である.またレポートで報告する情報としてパテンシーカプセルによる開通性評価判定の有無,腸管手術歴,腸管通過時間を必ず明記し,スコアでは判断しにくい術後吻合部潰瘍や狭窄部位,特徴的な胃病変である竹の節状外観や十二指腸のノッチ様陥凹があればもれなく記載することが望まれる.(著者抄録) |
DOI | 10.11280/gee.65.2202 |
文献番号 | 2024067178 |