キクチ ケン
Kikuchi Ken
菊池 賢 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【病原体や細菌叢と疾患発症のメカニズムを探る】口腔内細菌と原発性胆汁性胆管炎 |
掲載誌名 | 正式名:臨床と微生物 ISSNコード:09107029 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)近代出版 |
巻・号・頁 | 50(2),137-141頁 |
総ページ数 | 5 |
著者・共著者 | 菊池 賢 |
発行年月 | 2023/03 |
概要 | 原発性胆汁性胆管炎(primary biliary cholangitis:PBC)は閉経後の中年女性に好発する慢性非化膿性破壊性胆管炎を主病態とする原因不明の疾患である.抗ミトコンドリア抗体や抗gp210抗体などが陽性となり,自己免疫疾患と考えられる.これらの自己抗体は何らかの微生物の相同性分子への交差反応で生じると想定されるが,原因微生物については定説がない.我々はこれまでにPBCの原因微生物として,Streptococcus intermediusが強く疑われることを,患者病理組織の免疫染色所見,患者血清の抗体価上昇,マウスPBCモデルで証明してきた.S.intermediusは慢性感染症として歯周病の一因であることが知られている.本稿では,S.intermediusがどのようにPBC発症-進展に寄与するのか,そのメカニズムについて解説する.(著者抄録) |
文献番号 | 2024001070 |