フルイチ ヨシヒロ
Furuichi Yoshihiro
古市 好宏 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【ソナゾイドを用いた肝腫瘤の造影超音波検査】レボビストとの比較 肝腫瘤のソナゾイド造影超音波検査 レボビストとの比較 |
掲載誌名 | 正式名:Rad Fan ISSNコード:13483498 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)メディカルアイ |
巻・号・頁 | 6(10),29-31頁 |
著者・共著者 | 今井 康晴, 佐野 隆友, 村嶋 英学, 市村 茂輝, 平良 淳一, 目時 亮, 杉本 勝俊, 古市 好宏, 山田 昌彦, 中村 郁夫, 森安 史典 |
発行年月 | 2008/09 |
概要 | 肝細胞癌6症例(男性5例、女性1例、平均68.1歳、平均腫瘍径2.1cm、全例背景肝はHCV陽性肝硬変)を対象に同日にレボビスト及びソナゾイドによる造影超音波を施行し、両造影剤の比較検討を行った。その結果、ソナゾイドによる造影超音波では安定した造影効果が得られることからレボビストでは描出困難な肝腫瘍を検出できる可能性があり、高音圧でflash後の再灌流イメージにより一度の造影で複数病変の血流が確認でき、また肝癌治療のナビゲーション・治療効果判定にも有用であった。一方、ソナゾイドによる造影超音波の短所としては、中音圧送信のため背景画像がやや不良になること、血管相早期で肝実質も染影されてくるため血管の描出が次第に不良となること、高エコー腫瘤の場合に造影剤による濃染像と腫瘍組織による高エコーとの区別がつき難くなることなどが挙げられた。しかし、これらの短所は撮像設定の工夫、加算画像、新たな撮像方法の開発などにより克服されると考えられた。以上より、ソナゾイドは肝腫瘍の診療における造影超音波の普及においてその意義は大きいと考えられた。 |
文献番号 | 2009006331 |