フルイチ ヨシヒロ   Furuichi Yoshihiro
  古市 好宏
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 当施設における逆流性食道炎の現況と難治症例の検討
掲載誌名 正式名:多摩消化器シンポジウム誌
ISSNコード:09139206
掲載区分国内
出版社 多摩消化器シンポジウム
巻・号・頁 15(1),22-29頁
著者・共著者 河合 隆, 小熊 一豪, 工藤 拓, 梅沢 裕信, 荻原 正示, 森田 重文, 半田 豊, 大野 博之, 鶴井 光治, 三坂 亮一, 川口 実, 森安 史典, 田畑 美帆, 古市 好宏, 片上 利生, 武田 一弥, 日高 道生, 六川 博子, 高瀬 雅久, 白鳥 泰正, 宮岡 正明, 勝又 健次, 葦沢 龍人, 山本 啓一郎, 山田 美和子, 渡辺 清司, 松本 有右, 茂木 徹, 高田 卓, 高田 明子, 野口 雅久, 笹津 備規
発行年月 2001/03
概要 八王子医療センターで1998年に上部消化管内視鏡検査を行った2690例の内,逆流性食道炎と診断された103例を対象にその現況を調べ,1年以上内服通院加療を必要とした難治性症例についても検討した.逆流性食道炎の頻度は3.8%であり,LA分類別ではgrade A,Bが91.2%と軽症が多かった.基礎疾患を合併するものは28例で,糖尿病が11例と最も多かった.難治性症例は5例で平均72.8±5.85歳,全例女であった.その食道の変形,狭窄を観察する為,食道造影を併用したところ,proton pump inhibitor(PPI)抵抗2例,H 2-blocker抵抗2例の,いずれも明らかな狭窄,変形を認めた.逆流性食道炎の予後や食道機能を簡単に予測するには食道変形の有無を観察することが重要であり,内視鏡的には食道狭窄が目立たない症例もある為,食道造影を併用することが有用であると考えられた.更にPPIの長期間使用に当っては,CYP2C19の代謝異常の有無を確認しておくべきである
文献番号 2001198951