モリモト サトシ   Morimoto Satoshi
  森本 聡
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 FB-PGAとPES-Dαの性能比較
掲載誌名 正式名:臨床透析
ISSNコード:09105808/2433247X
掲載区分国内
出版社 (株)日本メディカルセンター
巻・号・頁 26(1),133-136頁
著者・共著者 中島 義文, 南 政仁, 奥野 亜希, 田頭 多賀子, 赤沢 真紀, 安藤 浜江, 渡邉 友紀, 馬庭 ひとみ, 杉川 智美, 土井 美代子, 奥田 信昭, 森本 聡
担当区分 最終著者
発行年月 2010/01
概要 安定期維持透析患者9名(男5名、女4名、平均年齢62.4歳)を対象に、ダイアライザFB-150 PGA、FB-210 PGA、PES-150 Dα、PES-210 Dαの性能比較を行った。小分子量物質の溶質クリアランスにおいてPES-Dα、FB-PGA共に高値を示したが有意差は認めず、低分子量蛋白ではα1-MGはいずれの膜面積でも有意差は認めなかったが、β2-MGはいずれの面積膜でPES-Dαが有意に高値を示した。小分子量物質の溶質除去率では両者共に高値だが有意差は認めず、低分子量蛋白はβ2-MG、α1-MG共にいずれの面積でもPES-Dαが有意に高値を示した。低分子量蛋白除去量およびアルブミン漏出量においてα1-MGでは2.1m2のダイアライザ間でPES-Dαが有意に高値を示し、アルブミン漏出量ではいずれの膜面積でもPES-Dαが有意に高値を示した。生体適合性においてはWBC、PLTの変化率は経過時間でのダイアライザ間に有意差は認めなかった。以上よりPES-DαはFB-PAGに比べて小分子量物質、低分子量蛋白の除去性能が高く、アルブミン漏出量も高いことから、アルブミンの機能を十分活用しうるダイアライザであると考えた。
文献番号 2010117800