モリモト サトシ
Morimoto Satoshi
森本 聡 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 糖尿病や高血圧患者の予後を尿中アルブミン排泄量と血漿BNP値から層別化する実地診療における試み |
掲載誌名 | 正式名:大阪医学 ISSNコード:13421239 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 大阪府医師会医学会 |
巻・号・頁 | 43(2),52-57頁 |
著者・共著者 | 大山 恭夫, 森本 聡, 阪口 正博 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2011/03 |
概要 | 糖尿病や高血圧患者の予後について、尿中アルブミン排泄量(UAE)と血漿B-type natriurelic peptide(BNP)値から層別化した検討を試みた。対象は高血圧症と2型糖尿病のどちらか、あるいは両疾患の計227例で、UAEとBNP値から軽症の183例(I群)、心障害優位の11例(II群)、腎障害優位の26例(III群)、混合障害の7例(IV群)に分類した。1年後の脳心合併症の発症率はI群:3%、II群:9%、III群:8%、IV群:14%、腎合併症の発症率はI群:0%、II群:0%、III群:4%、IV群:43%であった。内訳は、I群はくも膜下出血:1例、脳梗塞:2例、狭心症:1例、徐脈性不整脈:1例、II群は脳梗塞:1例、III群は脳梗塞:1例、狭心症:1例、末期腎不全:1例、IV群で狭心症:1例、末期腎不全:3例であった。糖尿病や高血圧患者のUAEと血漿BNP値から層別化した予後評価をすることにより、脳心腎合併症の新規発症に関して病態別の方向性を知ることができると考えられた。 |
文献番号 | 2011337655 |