モリモト サトシ   Morimoto Satoshi
  森本 聡
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   准教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 運動後急性腎不全をきたした腎性低尿酸血症の1例
掲載誌名 正式名:腎と透析
ISSNコード:03852156
掲載区分国内
出版社 (株)東京医学社
巻・号・頁 67(1),103-106頁
著者・共著者 青田 泰子, 森本 聡, 山内 梓, 森田 龍頼, 佐久間 孝雄, 高橋 延行, 岩坂 壽二
担当区分 2nd著者
発行年月 2009/07
概要 18歳男。体育祭で短距離走に参加した同日夜に、嘔気・嘔吐、高度の左腰背部痛が出現し、更には食欲低下、尿量減少も出現した。救急病院で尿管結石を疑われたが、泌尿器科で高度の腎機能障害を指摘され、当科紹介入院となった。検査所見はBUN 74mg/dl、Cr 11.84mg/dl、CK 712U/L、ミオグロビン697ng/ml、尿中ミオグロビン15.6ng/mlで、検尿では蛋白(2+)、潜血(1+)、β2MGは軽度上昇、尿浸透圧は正常であった。血清学的検査に異常はなく、腹部CTでは両側腎の軽度腫大を認めたが、水腎症はなかった。腎前性および腎後性腎不全は否定され、運動に関連する急性腎不全と考えたが、横紋筋融解症の検査所見とは異なっていた。補液および血液透析を開始したところ、腰背部痛は数日で消失し、腎機能も徐々に改善して血液透析は4回で離脱できた。Crは第9病日に正常化したが、尿酸値は入院時8.3mg/dlが腎機能改善後0.8mg/dlと著明低値を示し、腎性低尿酸血症に伴った運動後急性腎不全と診断した。
文献番号 2009314534