モリモト サトシ
Morimoto Satoshi
森本 聡 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 本態性高血圧の成因に占める頭側延髄腹外側野への動脈性圧迫の意義 |
掲載誌名 | 正式名:血圧 ISSNコード:13404598 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)先端医学社 |
巻・号・頁 | 3(4),502-508頁 |
著者・共著者 | 森本 聡†*, 佐々木 享, 森口 次郎 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 1996/07 |
概要 | 本態性高血圧群では,15例中11例で動脈による圧迫を認めた.二次性高血圧群及び正常血圧群では,動脈による圧迫はそれぞれ10例中1例及び16例中2例であり,RVLMの圧迫率は本態性高血圧群に比べ有意に小であった.延髄と動脈の位置関係の定量的評価では,RVLMと動脈との最短距離は本態性高血圧群,二次性高血圧群,正常血圧群ではそれぞれ1.2±3.2mm, 4.9±4.0mm, 3.7±2.2mmであり,本態性高血圧群では他の2群に比べ有意に小であった.一方,延髄と動脈の最短距離は本態性高血圧群,二次性高血圧群,正常血圧群ではそれぞれ0.6±1.0mm, 1.5±1.6mm, 1.6±2.1mmであり,3群間に有意差を認めなかった.本態性高血圧の成因は依然不明であるがMRIを用いた本研究において,RVLMへの動脈による圧迫が交感神経活動の亢進等を介して本態性高血圧の成因に関与する可能性が示唆された |
文献番号 | 1996237452 |