ホシノ ジユンイチ   Hoshino Jiyun'ichi
  星野 純一
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 【がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022版のポイント】がんサバイバーにおける慢性腎臓病のマネジメント
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
出版社 (株)癌と化学療法社
巻・号・頁 49(11),1200-1204頁
著者・共著者 近藤 千紘, 石倉 健司, 一岡 聡子, 大前 憲史, 奥田 雄介, 小板橋 賢一郎, 佐々木 彰, 陶山 浩一, 谷澤 雅彦, 水上 拓郎, 柴垣 有吾, 平田 純生, 安藤 雄一, 古市 賢吾, 西山 博之, 松原 雄, 星野 純一, 柳田 素子
発行年月 2022/11
概要 がんやその治療に伴う慢性腎機能障害(CKD)はがん治療後の生活に影響を及ぼす。がん治療後のサバイバーにおけるCKD治療は,一般のCKD患者と異なる対応が必要かどうか,確定的な見解はない。文献検索結果を基に腎臓専門医,泌尿器科および腫瘍内科のがん治療専門医,小児専門医,薬理学専門家などで議論したコンセンサスを「がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022」にまとめた。成人がんサバイバーのCKD有病率は4〜7%と評価されている。その特徴は,(1)高齢者や身体機能低下患者が多い,(2)がんの再発リスクが高い,(3)がん治療関連のCKDが多いとされる。腎代替療法の選択においてがんサバイバー特有の適応や禁忌は存在しないが,小児がんサバイバーでは腎移植を優先することが多い。がんサバイバーの腎性貧血に対するESA投与は,システマティック・レビューとパネル会議の結果,推奨することも推奨しないことも適切でないと判断された。個々の症例において検討し,使用する場合は高Hbにならないよう配慮し,がん発生のモニタリングを行うことを考慮する。(著者抄録)
文献番号 WB18310005<Pre 医中誌>