ホシノ ジユンイチ
Hoshino Jiyun'ichi
星野 純一 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 透析アミロイドーシスの臨床重症度分類スコアの確立に関する研究 |
掲載誌名 | 正式名:日本透析医会雑誌 ISSNコード:09147136 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (公社)日本透析医会 |
巻・号・頁 | 32(2),358-361頁 |
著者・共著者 | 星野 純一, 川田 真宏, 今福 礼, 三瀬 広記, 住田 圭一, 平松 里佳子, 長谷川 詠子, 早見 典子, 山内 真之, 諏訪部 達也, 澤 直樹, 乳原 善文, 高市 憲明 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2017/08 |
概要 | 患者身体機能をもとにした透析アミロイドーシス(DRA)臨床重症度分類の作成を目的とした。対象は外来維持透析患者140名(年齢64±11歳、透析期間16±12年)である。DRA診断は厚生労働省診断基準に従い、DRA主要5症状(多関節痛・バネ指・手根管症候群(CTS)・透析脊椎症・骨嚢胞)を評価項目とした。身体機能はSF-36version2にて評価した。結果:DRA診断は身体機能低下と強く相関した。特にSF-36における身体機能と疼痛スコアの低下が顕著であり、諸因子補正後も同様であった。次に各DRA主要5症状の諸因子補正後の身体機能への影響を検討し、そのβ係数をもとに、多関節痛と透析関連脊椎症が3点、バネ指と手根管症候群が2点、合計10点のDRA臨床重症度スコア(A-score)を作成した(軽度≦4点、中等度5〜7点、重度8〜10点)。最後に臨床因子にA-scoreを加えた時の、身体機能低下の予測能を検討した。臨床因子(年齢、心血管病既往、アルブミン)にA-scoreを加えた時のc-statisticsは0.665(0.560、0.769)から0.749(0.652、0.845)に向上し、本スコアの有用性が示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2018024366 |