ウエムラ シユウイチロウ
Uemura Shiyuuichirou
植村 修一郎 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | (特集 肝内結石症はこう診てこう治す)肝内結石再発の危険因子 |
掲載誌名 | 正式名:胆と膵 ISSNコード:03889408 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医学図書出版(株) |
巻・号・頁 | 43(7),705-710頁 |
著者・共著者 | 松永雄太郎†, 樋口亮太, 植村修一郎, 大目祐介, 川本裕介, 生形 盟, 高山敬子, 赤尾潤一, 田中マリ子, 本田五郎 |
発行年月 | 2022/07 |
概要 | 【目的】肝内結石症の再発要因について検討する。【対象と方法】当院で肝内結石の治療を行った34症例について検討した。【結果】原発性が8例で、胆腸吻合術後の二次性が26例(膵頭十二指腸切除術12例、先天性胆道拡張症手術9例、他5例)であった。原発性の7例と二次性の6例に肝切除術が行われ、二次性の6例に胆腸再吻合術が行われ、結石の再発は認めなかった。15例に内視鏡的治療が行われ、7例に結石が遺残し、3例に結石の再発を認めた。肝内胆管の狭窄や拡張を有する二次性肝内結石症に対して結石除去後に十分な口径を確保した胆腸再吻合のみ行った3例は結石の再発なく経過していた。【結語】肝内結石症の治療法は、その目的を遺残のない結石除去と結石再発の要因の除去に分けて検討する必要がある。肝内胆管に狭窄や拡張があっても、胆腸吻合部の狭窄が結石形成のおもな要因である可能性があり、肝切除術の適応は慎重に検討すべきである。(著者抄録) |
文献番号 | 2022299064 |