オオナミ アツシ
Oonami Atsushi
大浪 敦史 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助手 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 網膜海綿状血管腫の広角光干渉断層血管撮影 |
掲載誌名 | 正式名:眼科臨床紀要 ISSNコード:18825176 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 眼科臨床紀要会 |
巻・号・頁 | 15(11),732-735頁 |
著者・共著者 | 大浪 敦史, 河野 泰三, 丸子 一朗, 荒川 久弥, 長谷川 泰司, 飯田 知弘 |
発行年月 | 2022/11 |
概要 | 背景:広角光干渉断層血管撮影(OCTA)で病変部全体を撮影できた眼底周辺部の網膜海綿状血管腫の1例を報告する.症例:38歳女性.MRIで右前頭葉と左側頭葉に占拠性病変がみられたため,脳神経外科より視野検査目的に紹介された.視野検査には異常はなかったが,眼底所見では右眼底上鼻側周辺部に嚢胞状の白色病変を含んだ多発網膜血管瘤状所見が観察された.網膜血管瘤状所見は一部血液成分によるニボーを形成し,ぶどうの房状を呈していたことから網膜海綿状血管腫と診断された.OCTA(Plex Elite9000,Zeiss)による病変部スキャンでは,病変部の拡張・蛇行する網膜血管は描出されるものの,血管瘤状所見の空洞内に血流情報は確認できなかった.結論:網膜海綿状血管腫の病変部OCTAで血管瘤状所見内の血流情報が確認されないことから,血管瘤状所見は血液成分を含むものの網膜血管との連絡は不完全で血流が乏しいことが示唆される.(著者抄録) |
文献番号 | 2023030719 |