モチヅキ タケシ   Mochidzuki Takeshi
  望月 猛
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 関節リウマチ患者における腎機能悪化の1年間での危険因子およびシスタチンCとクレアチニンを用いた推算糸球体濾過量の違いの検討(Evaluation of risk factors associated with kidney dysfunction during one year and difference between serum cystatin C and creatine in estimating glomerular filtration rate in patients with rheumatoid arthritis)
掲載誌名 正式名:臨床リウマチ
ISSNコード:09148760/21890595
掲載区分国内
出版社 (一社)日本臨床リウマチ学会
巻・号・頁 34(2),118-127頁
著者・共著者 望月 猛, 猪狩 勝則, 矢野 絋一郎, 岡崎 賢
担当区分 筆頭著者
発行年月 2022/06
概要 目的:本研究の目的は、関節リウマチ(RA)患者において、腎機能の悪化の危険因子およびシスタチンC(Cys-eGFR)とクレアチン(Cr-eGFR)を用いて計算された推定糸球体濾過量の違いを明らかにすることである。方法:本研究は359人のRA患者が対象であった。1年間の腎機能障害の危険因子はCys-eGFRを用いて解析された。<60mL/min/1.73m2の有病率を359人のRA患者で統計的に分析した。Cys-eGFRとCr-eGFRの違いはベースラインの値を用いた。結果:腎機能の悪化に関連要因は、60歳未満の患者の疾患活動性(オッズ比1.76;95%信頼区間1.05-2.96)であった。Cys-eGFRとCr-eGFRの比較では、Cr-eGFRは80歳以上の患者で有意に大きく(P=0.034)、60歳未満の患者で有意に低かった(P<0.001)。結論:60歳未満のRA患者では、腎機能悪化の抑制のためには疾患活動性を抑制することが必要である。また、Cys-eGFRの使用は、高齢RA患者の腎機能管理に適している可能性が示唆された。(著者抄録)
文献番号 2023045730