オカザキ ケン
Okazaki Ken
岡崎 賢 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 膝周囲骨切り術の適応 |
掲載誌名 | 正式名:日本整形外科学会雑誌 ISSNコード:00215325 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (公社)日本整形外科学会 |
巻・号・頁 | 96(4),274-278頁 |
著者・共著者 | 岡崎 賢 |
発行年月 | 2022/04 |
概要 | 膝周囲骨切り術は,軟骨摩耗が生じる前の早期関節症の時期に行う方が良い長期成績をもたらす.半月板の後根損傷は逸脱を生じやすい損傷であり,注意が必要である.半月板の逸脱や骨髄信号変化は変形性関節症の進行リスクであり,特に脛骨近位関節面の内反がある症例は,単純X線像で関節裂隙の狭小化がなくても高位脛骨骨切り術のよい適応である.関節裂隙の狭小化が進行した関節症においては,人工関節とよく比較検討する必要がある.骨切り術は,関節裂隙が消失した症例でも短期的には良好な成績をもたらしうるが,長期成績は劣るおそれがある.したがって,高度な変形であれば,比較的若年であっても人工関節置換術の方がよい成績をもたらすこともある.しかし,高インパクトスポーツ愛好家などでは骨切り術の方が適していることもある.患者ごとに希望をよく聞いて判断すべきである.(著者抄録) |
文献番号 | 2022203400 |