ワカバヤシ ヒデタカ
Wakabayashi Hidetaka
若林 秀隆 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 義歯装着で嚥下能力の向上と栄養改善に繋がった重度嚥下障害を伴う慢性閉塞性肺疾患患者の1例 症例報告 |
掲載誌名 | 正式名:リハビリテーション栄養 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本リハビリテーション栄養学会 |
巻・号・頁 | 6(2),277-283頁 |
著者・共著者 | 貴島 真佐子, 糸田 昌隆, 若林 秀隆 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2022/10 |
概要 | 慢性閉塞性肺疾患(以下COPD)は,栄養障害を高率に認め,49%に嚥下障害を認める報告がある.今回,COPD急性増悪後の重度嚥下障害患者に,リハビリテーション(以下リハ),栄養管理および歯科治療を行い,3食経口摂取可能となった症例を経験した.症例は73歳男性,COPD急性増悪後にICUにて集中的治療を実施後,ADL低下,重度嚥下障害に対しリハ目的で回復期リハ病棟に転院した.転院後,適正な栄養管理下で多職種による集中的リハと歯科で口腔および嚥下リハと協調して義歯を作製した.義歯作製後,低下した舌機能の代償目的で舌接触補助床(PAP)を付与した義歯に修正し,3食経口摂取が可能となった.重度嚥下障害を伴う回復期のCOPD患者では,栄養障害に対する適正な栄養管理ならびにモニタリングを行い,リハの負荷量を考慮することとリハと協調して適切な治療を実施することがADLおよび嚥下機能の回復に寄与する可能性がある.(著者抄録) |
文献番号 | WA28140014<Pre 医中誌> |