ワカバヤシ ヒデタカ
Wakabayashi Hidetaka
若林 秀隆 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | リハビリテーション栄養における診断推論 日本リハビリテーション栄養学会によるポジションペーパー |
掲載誌名 | 正式名:リハビリテーション栄養 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本リハビリテーション栄養学会 |
巻・号・頁 | 6(2),267-276頁 |
著者・共著者 | 若林 秀隆, 前田 圭介, 百崎 良, 小蔵 要司, 吉村 芳弘, 藤原 大, 小坂 鎮太郎, 鈴木 規雄 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2022/10 |
概要 | 診断推論とは,症状,訴え,診察所見,検査値などから診断に至るための思考プロセスである.リハビリテーション(以下リハ)栄養ケアプロセスには,リハ栄養アセスメント・診断推論が含まれている.診断は,非分析的推論(直感,システム1)と分析的推論(分析,システム2)に分類される.リハ栄養では,栄養障害,サルコペニア,栄養素摂取の過不足の有無と原因の診断推論を行う.これらの有無には通常,唯一の正解がある.一方,食欲低下,体重減少,サルコペニアの原因には,唯一の正解がない場合があり分析的推論を要する.この場合,診断推論は仮説となる.これらの原因を診断推論しないで単に栄養補助食品を使用するのは,頭痛の患者に頭痛の原因を診断推論しないで解熱鎮痛剤を処方するのと同じである.リハ栄養で生活機能やQOLを最大限高めるには,食欲低下,体重減少,サルコペニアを認めた場合,よくある原因について全例で疑うことが必要である.(著者抄録) |
文献番号 | WA28140013<Pre 医中誌> |